2016年5月31日火曜日

観察研究のReporting guideline STROBEの解説

若手が学会発表する際、まず最初にするのは症例報告ですが、週間医学界新聞で始まった「臨床医ならCase reportを書きなさい」の連載は興味深いです。書きなさいと言われると、ほとんどケースレポート書いたことないので耳が痛いですが(マイナー外科だと診断がついてから診療することも多いので、あまりCase reportを書く機会は少ないし・・・言い訳ですけど)

http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA03170_04

症例報告を書く際には「○○で効果のあった一例」とかは避けたいですね。
そういう発表をみると○○しなくても治ったんじゃない、効果あったんじゃない?という疑問符が頭に生じてしまうので。できれば副作用報告とか、一例報告でも価値あるものを発表したいとこです。

少し古いし絶版だった気がしますが、この本は誰かに薦めてもらいました。
EBM時代の症例報告 単行本 2002/1
Milos Jenicek (), 西 信雄 (翻訳), 川村 (翻訳)


https://www.amazon.co.jp/dp/4260138855


症例報告の次によくやるのは観察研究ですね。特に後ろ向きの観察研究は多くの方が経験すると思います。今回は観察研究の研究を行う際、特に論文を書く際に参考となるReporting guidelineのSTROBEの解説を行いました。




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