臨床研究支援センター主催のワークショップ 「コクランライブラリーを使ってみませんか?」 無事に終了しました。
今回のワークショップではコクラン日本支部の大田先生をおよびし、コクランのシステマティックレビュー&メタアナリシスがどのように作られているのか追体験してもらいました。
●●という治療は効くのか?
といった臨床上の疑問に答えるためにシステマティックレビュー&メタアナリシスは作成されますが、その作成過程は大きく分けて
①集める(データベースの検索)
②質を吟味する
③統合する
の3つになります。
データベースの検索を実際にやっていただく時間がなかったのですが、②質の吟味ではVerheij et al 1994 [1] をスモールグループで読み、コクランの方法に準じて論文の吟味を行って頂きました。また③を追体験sるため、コクランレビューであるSmith et al 2014 [2] のFigure 4を作成してもらいました。まずはFigure 4に含まれる4つの論文からデータを抽出して、RevManを用いて図を作成しました。院内外から20数名の方に参加頂きありがとうございました。
*今回RevManを使用し作った図
[1] Verheij TJM et al. Effects of doxycycline in patients with acute cough and purulent sputum: a double blind placebo controlled trial. British Journal of General Practice. 1994:44:400-4
[2] Smith SM et al. Antibiotics for acute bronchitis. Cochrane Catabase Syst Rev. 2014:3:CD000245